怒りの感情を処理するには
喜怒哀楽という言葉は聞いたことがあると思います。このうちの、喜楽は説明しなくても感じる感情ですし、一番感じたい感情ですよね。
でも頭や心に残るのは「哀しみ」だったり「怒り」の人も多いかもしれませんね。
それが何故かというと、他の感情のエネルギーより強いエネルギーを発しているからなのです。
まず「怒」を第一感情とし、次に「哀」という感情が第二感情としてあるとしましょう。現れる順番が逆の場合もあります。
唐突に起きた感情でいきなり哀しい!!というよりは「怒」感情で受け止めて頭での処理が進んでいくと「哀」に変わり、涙になって流れてくる。あるいは、「怒」となってさらに「憎しみ」になることも少なくないはず。
つまり大抵の「怒」の裏には「哀」が潜んでいるのです。
しかし、いつまでもその感じたくない「怒哀」を引づるわけにもいかないし、私たちは前に進まなければなりません。
次に、処理する方法を少し考えていきましょう!!
最初に「なぜ腹が立ったのか?」を考えます。
その人に失礼なことを言われたり、頑張ったのに貶されたり色んなことがあったのでしょう。
相手の言葉だったり、相手の行動がどうして嫌だったのか…自分のネガティブ感情に目を向けていきましょう。
自分の価値観に目を向けていくのです。
「〜するべき」「〜して欲しかった」「こう言って欲しかった」「この言い方をして欲しくなかった」など自分の想像や価値観から外れていませんか?
人は誰しもが怒らそうとして、誰かを傷つけているわけではないですよね。
何となく出てしまった言葉や、その人にとっては日常的に発している言葉や行動かもしれませんよね。
もちろん、本当に人としてしてはだめな事は考えずに話しますね。
自分やその人が自然としている行動や言葉は、私たちの人生経験の中で培われて自然と身についたことです。
なので、同じことをしても失礼だと感じる人や何とも思わない人。もしかすると、嬉しいという感情を抱く人もいるかもしれません。
つまりその喜怒哀楽は全てあなたが作り出したモノなのです。
唐突に起きた出来事であれば、守る方法はなく頭と心で時間をかけて処理をしていくしかないのです。あるいは、鋼の心を作るためにトレーニングに精を出すかw
それは冗談として置いておいて…
自分の中で、色んな感情を処理するには少し違う角度から客観的に見ることができれば少しでも早く離れることができるかもしれません。いつもこういう言い方する人だ、いつもこれをする人だ。など何か前もって防御として、自分を守るための一枚盾をもっていれば変わりますよね。
私はその時は感情をもろに受け止めてしまいますが、ある一定の時間が経つと「普段そんなことを言わない人が何でこんなことをしたのだろう?」と考えることが多いです。
その時にイライラしてたのかな?何か不安があったのかな?逆に私が最初に何かイライラさせるような事言ったかな?など振り返るのです。
その時に、もういいやってその人から離れるのも正解だと思うし自分を守る防御策だからいいと思うのですが、すごく仲の良い友達だったり恋人だったらどうしますか?
あっさり引き下がることができないシチュエーションもたくさんあるのでその対処の一つとしてやってみてください。
考えて考えて嫌な想いを抱えたまま何日も何ヶ月も過ごさないといけないのなら、こちらから向き合って対処する方法もあるってことをお伝えしてみました。
要は何が言いたいかというと、感情を整理して片付けることでトラウマにさせず前へ進むことができる可能性もある!!というお話です。
大人になって社会を学ぶことや家庭環境で、どうしても変えられないようになってしまった固定概念はなかなか外れないことでとても難しいことでしょう。
何が大事かっていうと、時間がかかっても
自分自身の感情から逃げずに立ち向かうこと
これができるようになるともっと楽に「怒哀」と向かい合い早めに解決できるかもしれません。一度でも逃げる経験をした人にとっては、とてつもなく大きな壁でしょうが
1人で乗り越えるのではなく誰かと一緒であれば乗り越えられるかもしれませんね!
トレーニングもその練習の一つですよね!セッション中は、私たちトレーナーは横についてはいますが動いているのはあなたです。あなたが自分の脳と体を使って50分自身と向き合っているの。だから、プライベートでもきっとできるし乗り越える術を知っているはず。
こんな偉そうに話しているTANEではありますが、どんなに心理学や行動学を学んでいたとしても乗り越えるのに時間もかかるし、乗り越えられない時もあります。
客観的には冷静に捉えられているのに、心がついていかないのです。コントロールできないのです。
私たちトレーナーもいつでも各々で葛藤して強くなれない自分と闘っています。
皆さんとそう違わないです。決して完璧ではないし、得手不得手が存在してます。
だから、友達や仲間や恋人がいるのではないでしょうか。
一人では「怒哀」を感じて、他のみんなが「喜楽」を与えてくれる。
表では嬉しいことや楽しいことが起こって、裏で哀しいこと寂しいことが起こる。
自然の理として、そんな風に世の中がうまく回っているじゃないでしょうか。
こんなことで、怒っている、悲しんでいる自分を恥じることは全然なくてむしろ受け入れてあげてもいい感情で、それを相手に伝えたり友達と愚痴を言ってスッキリする。一緒に笑って時間を共有する。そうやってコミュニケーションとして成り立っていく。
つらい時はつらいでいいんです。嬉しいから嬉しいと伝えていいんです。
きっと誰かには伝わります。だから、逃げないで受け止めて次の一歩を一緒に踏み出して一緒に人生という路を旅していきましょう。
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